染料について

UESの製品に使用する染料を紹介します。

反応性染料

アルカリ性の反応液を併用する事で、布の上で化学反応により色を定着させる染色方法です。繊維と化学結合して染着するので、耐久性に優れます。また発色性に秀でた染料で、鮮やかな染色が行えるのも大きな特徴です。
粒子の細かい染料が生地の中まで染込むことから堅牢度(退色による反応性が高く化学変化をおこしやすいものは低温で染めます。反応性が低く色が吸着しにくいものは高温で染める事で高い堅牢度を確保する事が出来ます。また染色を助ける助剤などで、より色の吸収や堅牢度を高める事ができます この反応性の染料は染色工場でもっとも使用される染料のひとつです。丈夫で堅牢度が高く使いやすいのが特徴ですが、UESでは丈夫で自然な経年変化を楽しめるよう独自に開発した反応染料を使用しています。色落ちの魅力を感じてください。

硫化染料

水に溶けない染料なので、硫化ナトリウムなどで加熱し溶かすことで水溶性にした後に染める方法です。繊維に染料を浸透させ、染めた後に空気にさらすことで酸化させ元の不溶性の染料に戻り発色します。 さらに完全に発色させるため酸化剤につけます。一般的に不鮮明な色相ですが、複雑で味わいのある色をしています。インディゴ同様、使えば使うほど独特の風合いが生まれる染色方法です。