洗濯時の注意!

移染

移染とは衣類同士が摩擦によりこすれ、吸着している染料が他のものに移ってしまう事です。また蒸発する化学物質が衣類に吸着する事を指します。防虫剤の臭いが移ること等も移染の一種です。移染は、温度が高いほど、そしてアルカリが高いほど発生しやすくなります。濃色品の場合、淡色品より染料の量を多くつかうので色が吸着しにくく、堅牢度が低くなり色移りしやすくなります。

そのため、洗濯の際は濃色と淡色を分けて洗うようにして下さい。綿・麻・ウール等の天然繊維は、染まり易い性質を持つため化学繊維に比べると移染しやすいので特に注意が必要です。

洗った洗濯物を濡れたまま放置する事は移染だけでなく、カビの繁殖、シワ、型崩れの原因にもなりうる為、速やかに干してください。一度衣類に付着してしまったカビは落とすのが難しく、衣類への負担も大きいのでカビが増えない環境を整え、しっかり対策する事が重要です。