ヌメ革

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タンニンなめしを施しただけの、染色・塗装などの表面加工がされていない革のことをいいます。シワやたるみ、キズ、血管、毛穴などの生きた痕跡がそのまま現れるので、一つ一つが表情豊かで個性があり、革そのものの風合いが味わい深いのが魅力です。長く使い続けることで柔らかくなり、日光による日焼けや、熱や摩擦で革が元々含んでいる脂分が表に染み出したりケアオイルや手の脂が染み込んだりすることでアメ色に変色し艶が出てきます。線維が締まっているので丈夫ですが、表面加工がされていないため傷がつきやすく、水に濡れるとシミになってしまいます。しかし、経年変化により目立たなくなり、その傷や変色自体もヌメ革の風合いとしての個性になります。